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Diffusion of Nature

雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムの展覧会が開催されます。
私はレジデンス以降に制作した作品を3点、文とともに展示します。

会期:2022年4月19日(火)―4月30日(土)
13-20時(30日のみ11-15時)

会場:The 5th Floor及びHB.Nezu(東京根津)

入場料:500円(book付き)

https://kumonodaira.com/artist/exhibition.html

【イベント告知】Diffusion of Nature「自然」をめぐる視点

雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラムExhibition

来たる2022年4月19日より、雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(以下雲ノ平山荘AIR)の2年間の活動をアーカイブした展覧会を東京で開催します。雲ノ平山荘AIRは、山小屋の現場から、社会と自然の調和をデザインすることをテーマとして2020年からスタートしました。このプログラムでは、人間社会から隔絶された雲ノ平という原野で、アーティストたちが一人の旅人 (媒介者)として原生自然に遭遇するという体験を通し、改めて私たちは「自然とは何か」 という問いに向き合います。彼らが、それぞれに異なる感受性で雲ノ平を捉え、咀嚼することによって生み出す作品群は、色彩、造形、音、科学的考察、具象から抽象まで、実に多様で、豊穣なイメージとして実を結んでいきます。 そして、それは環境としての「自然」の多様性の反映であると共に、個々人に内在する「自然」と「社会」 の発露でもあることに、私たちは気づかされるのです。「自然とは何か」という問いかけは、いつしか人間社会を含む大きな世界の実像を描き出していきます。今、世界を見渡せば、巨大化した産業活動による環境危機や資源の枯渇がかつてない規模で進行し、情報システムへの依存と権威化は、決定的な経済格差を生み出すとともに、人々の生活の自律性や身体性という「自然」をも後退させ、情報でつながるほどに社会はコントロールを失っているようにも見えます。この現実を思う時、改めて足元の、手で触れることのできる自然を捉え直すことの意義は日増しに大きくなっていることを感じます。五感や、身体性をともなった体験を通してこそ、モニター越しの他者へ共感や、私たちの依って立つべき世界の脆さや豊かさへの理解を育めるのではないでしょうか。こうした実践の積み重ねが、自然をめぐる多様な視点を育み、社会に新しい調和をもたらす手がかりなることを願っています。ぜひ雲ノ平における13名のアーティストたちの旅をご覧ください。

会期:2022年4月19日(火)―4月30日(土)   13-20時(30日のみ11-15時)

会場:The 5th Floor #t5f.tokyo (東京都台東区池之端3−3−9 花園アレイ5階)
HB.Nezu #hb.nezu (東京都台東区池之端2-6-12-201)

入場料:¥500(book付き)

お問い合わせ:046-876-6001

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